18日に日本サッカー協会から発表されたガーナ戦に向けた日本代表メンバーが話題になっていますね。
ハリルホジッチ前日本代表監督から急遽後任となった西野朗監督が選んだ27人のメンバーの多くがハリルホジッチ前監督と似ていることがその理由のようですね。
しかし、メンバーを選考する基準には二人の考え方に違いがあるようなのです。
選ばれたメンバーが似ているのに選考する基準の違いは何だろう?と素人には理解し難いですね。
日本代表メンバー発表!西野朗監督が重視した3つのポイントとは? https://t.co/Hhjm1MrfdY pic.twitter.com/Unsst5N7QM
— All About(オールアバウト) (@allabout_news) 2018年5月18日
その違いについてスポーツニュースの報道を見ると、ハリルホジッチ前監督の選考基準としては技術が高いスペシャリストを重要視しているという見解に対して、西野監督が重要視しているのは「ポリバレント」だといわれていました。
ん?「ポリバレント」ってどーいう意味だろう?と思った私でした。
サッカーを見るのは好きなのですが、用語にあまり詳しくないので意味がわかりませんでした。
そこで早速この「ポリバレント」というサッカー用語(なのかな?)について調べてみました。
そして、「ポリバレント性のあるプレーヤー」とはどんな選手なのかを理解したいと思います。
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「ポリバレント」について検索すると、
本来は、化学において「多価」を意味する語。2006年から2007年にかけてサッカー日本代表の監督を務めたイビチャ・オシムが、「複数のポジションをこなすことのできる選手」という意味でポリバレントの語を用いた。この意味では、「ユーティリティープレイヤー」の語とほぼ同義である。
引用元:www.weblio.jp
とありました。
複数のポジションが出来るマルチなプレーヤーということでしょうか。
「多機能」とか「多様性」という意味だと解説しているサイトもありました。
つまりは、一つのポジションで高い技術を持つ選手よりも、右サイドでも左サイドでも出来るとか、中盤でも守備的でも攻撃的なポジションでも能力を発揮できる器用な選手のことを「ポリバレント性のあるプレーヤー」と称するようです。
そして代表選手の発表に際して西野監督はポリバレントを「複数ポジションをこなせる」という意味合いで使っているので解釈は正しいようです。
今回のメンバー発表でのハリルホジッチ前監督との違う点については、
DFでは、左サイドバックのスペシャリストである車屋紳太郎選手ではなく、左右どちらもこなせる酒井高徳選手を選んでいます。
MFとFWでは、ハリルホジッチ氏が選出していたウイングの中島翔哉選手やトップ下タイプの森岡亮太選手ではなく、様々なポジションで起用できる岡崎慎司選手と武藤嘉紀選手を選びました。
サッカー用語ではないようですが、「ポリバレント」という言葉の使われ方を知った上で、今回のような違うメンバーを選んでいることを見ると「あぁ、なるほどね!」って思いました。
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西野監督は会見の中で、
「前線をやれる選手は、FWだけじゃなくシャドーMF的、サイドに入る可能性もある。MFでも1、2、3トップで起用の可能性もある。ポリバレントにこなす選手がたくさんいる。柔軟に対応していく力、戦術、戦略的なものも持って欲しい。オプションも考え、選手に伝えたい」
と話していましたので、ワールドカップで戦っていくための先を見据えた考え方の中に「ポリバレント」な作戦を展開するためのメンバー選出をしたのだと思いました。
ワールドカップまでには今回発表された27人メンバーから更に人数を厳選していくわけですから、その第一歩として招集された選手それぞれの役割に注目していきたいですね。
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